CFDの使い方と今後のゆくえ

2011年1月13日(木)

2011年はCFDへの規制強化によってレバレッジ制限や銘柄種類による口座分割が実施されました。

私はチャート監視としての利用が多くなってきていますが、実際のトレードに活用するなら流動性の大きい銘柄が良いでしょう。

マイナーな銘柄は、流動性のなさが原因で、スプレッドが大きかったり拡大しやすかったりするので不利だからです。

特に流動性の大きい銘柄といえば、NYダウやSP500を始め、欧州では英FTSE100、独DAX、身近なところでは日経225のような株価指数。ただし、これらを取引するなら、コスト面では取引所の取引が一番良かったりします。

日経225ならイブニングセッションが延長されて23:30迄取引できるようになったとはいえ、その後夜間取引までは出来ません。夜間でも日経225が取引できるサービスとしてはCMEやCFDがあるので、スイングトレードならこれらを利用する方法があります。スタートして間もないサービスでは、くりっく株365という手もありますね。

ただ、小口の投資なのかどうか、売買頻度はどれくらいなのか等によって選択は様々です。海外の株価指数を取引するなら、海外の証券会社に直接売買できる口座を作る方法もあります。

海外となると多少手間がかかりますし、口座の管理も何となく面倒だと感じる人も多いでしょう。そんな時でも、手軽に開設ができて維持費もかからないようにするなら、CFDは使い勝手が良い口座となるでしょう。

海外の株価指数や金や原油のような商品もチャート分析してみたいときは便利です。またレバレッジ規制によって株価指数は最大10倍までと制限されたものの、小口での注文も可能な銘柄が多いので、少額でちょっと試してみるということもできます。

とはいえ、規制によって自由度がかなり狭まったのも事実。まだまだマイナーな存在のCFDが今後爆発的に広まることはないでしょう。しかし少なからずニーズもあるわけですから、今後も継続して欲しいものです。