システムトレード実売買結果(2010/5/29)
●日経225ミニM
トレードなし
5月合計: -40円
●日経225ミニS
トレードなし
5月合計: +10円
5月最終日は見送りでした。なかなか利益がブレイクしてくれませんが、下にもブレイクしていないわけで、運用継続に悩ましい時期と思われます。ずっと利益が出るシステムがないのはわかっていても、3ヶ月以上利益が出ないのは厳しいというのが実際かもしれません。
月間ドローダウンの大きさ、最大ドローダウンのサイズからすれば、過去の範囲に標準的に収まっているので、この程度のドローダウンでやめてしまったらどんなシステムでも利益を残すような運用はできないはずです。裁量トレードでも同じですが、ルールをどんどん変えたりシステムをどんどん変えていくというのは、これまた別のリスクが増えるので得策ではないでしょう。相場に適応するための改良は必要です。
エントリーやエグジットのルールが、理にかなったものなのかどうか。理にかなったルールなら長期的には利益に結びつきます。システムが勝てない時期でも、負けている理由が合理的なものなのかどうか。その判断がトレーディングシステムの運用継続のポイントです。
それを見極めるためには、チャートを読み解く技術が大事だと思っています。私のトレードの師匠は「チャートリーディング」という言葉で呼んでいますが、チャートを見て相場の状況を知るということは、裁量でもシステムでもトレードで必ず役に立ちます。
技術をみにつけるのは地道な作業が必要なので簡単なことではありませんが、知っておいて損のない、ある意味一生使えるスキルです。一生勝てるルールがあるという意味ではないのですが。
(21:00記)