日経225ミニ・先物の「証拠金」の仕組み(2)
日経225ミニの最小単位である1枚だけ取引するときに必要な証拠金は、
5万円~15万円程度となります。
一律で決まっていないのには理由があり、相場の変動の大きさによって
証拠金の量が変化することや、株価の水準によっても増減するからです。
先物価格のもとになる日経平均株価は、ここ数年7000円~14000円程度の価格で
推移していますが、その時の価格水準や、変動の激しさによって、必要となる証拠金が
変わってくるのです。価格水準が高ければ必要証拠金も増し、変動が激しければ
証拠金も増える仕組みになっています。
必要とされる証拠金の計算のベースとなっているのは「SPAN証拠金」というもので
大証が毎週更新します。
いわゆる証拠金(=必要証拠金)は、「SPAN証拠金」から証券会社が定めるもので、
証券会社ごとに異なります。
SPAN証拠金の50%でよい業者、同じ額の100%とする業者、多めの120%とする業者など
さまざまです。