日経225ミニ・先物の魅力(2)メリット

2009年2月21日(土)

・小額の資金でもレバレッジ効果が狙える

日経225ミニでは、20万円~30万円程度の資金から売買をスタートすることができます。

また、「差金決済」という仕組みとなっており、株のように現物を売買するわけではありません。

買った時の値段と、売った時の値段の差額分だけが、利益または損失になります。

元手よりも大きな資金を動かして利益を得ることを「レバレッジ効果」といいます。

日経225ミニは、レバレッジをかけることで、元手よりも大きな資金を動かし、

利益を倍増させることが可能です。ただし、相場が反対に動いたら損失も大きくなります。

 

・銘柄の選択に悩む必要がない

株式投資では数多くの上場している企業の中から、見込みのある銘柄を探り出し、

自分が売買するものを絞り込む必要があります。

何を選べばいいのか、また、いろいろな銘柄をチェックするのは、発掘の楽しみもありますが、

労力がかかるのも事実です。また、選択肢が多いほど迷いも多くなります。

しかし日経225ミニでは、「日経平均株価」という1銘柄だけが取引の対象になるため、

銘柄選びの苦労はありません。

TVのニュースで株式市場の情報が伝えられるときは、いつも「日経平均株価」が

どうなったかということが最初に報道されるので聞いたことがあるという人も多いはずです。

それだけ相場の水準も把握しやすいといえます。

 

・個別株のような突発的リスクがない

個別株への投資の場合は、企業の不祥事や倒産などにより、突発的な

株価下落のリスクがあります。

日経225ミニは、東証一部上場企業225社の平均株価であるため

どこか1社の株が下がっただけでは、大きく影響を受けることはほとんどありません。

個別株では価格が大きく上昇したり、下落したりした場合には

「ストップ高」「ストップ安」といった売買規制が入り、買いたいのに買えなかったり、

売りたいのに売れなかったりすることが時々あります。

日経225ミニにはこのような規制は原則あません。

 

・売買がすぐに成立する流動性がある

日経225の市場では、毎日膨大な取引が行われています。

このため、自分の思ったタイミングでいつでも売買を成立させることができます。

株で流動性が低い銘柄は、思った値段で売買ができないことがありますが、

日経225では、いつでも売買が成立するだけの流動性があります。

・変動がゆるやかでトレンドをとらえやすい

日経225ミニは、日経平均株価が取引の対象です。

225社の平均株価であるため個別株に比べると突発的な動きやが少なくなり

変動が緩やかです。

ゆるやかな変動であるために、相場のトレンドをとらえやすくなっています。

 

・手数料が安くコスト面で有利

日経225ミニの売買手数料は非常に安くなっているので、

売買のコストは抑えることができます。

株式投資の「信用取引」も、レバレッジをかけることができ、売りと買いのどちらからでも

注文からでもできる点は、日経225の仕組みに似ています。

信用取引は、一定の委託保証金を担保にして、証券会社からお金を借りて

売買を行う仕組みです。

信用取引では、「金利」や「貸株料」が必要ですが日経225はこのようなコストはかかりません。