日経225の税率・税金は?
日経225の税制についても知っておきましょう。
日経225の取引で得た利益は、申告分離課税の対象です。
株式の場合は、源泉徴収を選択することも出来ますが、
日経225は有価証券先物取引等にかかわる雑所得として申告分離課税扱いとなります。
サラリーマンでも年間で20万円以上の利益がある場合は、
確定申告をして税金を払う必要があります。
税率は一律で20%(国税15%+地方税5%)です。
どんなに利益が出ても一律20%ですから、
所得税などで高額所得となったときに比べると有利といえるでしょう。
→課税方法は「申告分離課税」
●損失の繰り越しができる
日経225では損失を3年間繰り越すことも出来ます。
もし1年目に20万円の損をして、2年目に60万円の利益となった場合、
2年目の確定申告では差し引き40万円の利益となり(損益通算)、
2年目では40万円に対して税金がかかります。
この場合の税額は8万円(税率20%)です。
損失が出た年の確定申告をしていないと、損失の繰り越しは出来ません。
損益通算ができない場合は、2年目の利益60万円に対して20%の税金ですから、
納税額は12万円となってしまいます。
●利益が出ていなくても「確定申告」をするとメリットあり!
このように損が出ても確定申告をすることにメリットがあります。
利益が出ても、損を出しても毎年確定申告をしに税務署にいくようにしましょう。
日経225の損益は、株取引との損益通算は出来ません。
日経225ミニの損益が通算できるのは、有価証券先物取引、
有価証券指数等先物取引、有価証券オプション取引に係る
売買損益(ただし差金決済による売買損益に限る)及び
商品先物取引(商品の受渡しが行われるものを除く)に係る売買損益です。
これらに該当する代表的なものとしては、
「日経225先物」「日経225オプション」「商品先物」「くりっく365」などです。
「くりっく365」は、FX(外国為替証拠金取引)です。
「くりっく365」なら、FX取引で損失が出て、日経225ミニで利益が出た場合は損益通算可能です。
※くりっく365以外のFX取引は損益通算が出来ません。