カテゴリー:株価指数・先物取引

書籍【はじめての人の日経225ミニ基礎知識&儲けのルール】

2009年7月25日(土)

拙著の紹介です。

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株投資、FXに次ぐ人気投資商品「日経225ミニ」は

・相場状況に左右されることなく儲けが出せる

・少額資金で大きな利益が狙えるなど

数多くの魅力を兼ね備えた投資商品。

「日経225ミニ」の基礎知識と儲けのコツを紹介した一冊!

出版社:すばる舎

著者名:空 隼人
税込価格:1575円

※amazonへのリンク
はじめての人の日経225ミニ 基礎知識&儲けのルール


はじめての人の日経225ミニ基礎知識&儲けのルール

はじめての人の日経225ミニ基礎知識&儲けのルール



「システムトレード」とは?

2009年5月31日(日)

 

システムトレードという言葉を聞いたことがありますか?
システムトレードとは、広義には特定のルールに従って
機械的に売買することを言います。
システムトレードと一口にいっても、次のように色々なタイプがあります。
・一部裁量が入る場合もの
・サインだけをみて注文は自分で行うもの
・売買注文から決済、資金管理まですべて自動的に行うもの
当サイトでは広義にシステムトレードをとらえ、プログラムがすべて自動的に
売買を行うものは「自動売買システム」と呼ぶことにします。
完全に裁量でトレードするという場合でも、次のようなことについては
自分なりのルールがあるはずです。
・どのようになったらエントリーするのか(売買サイン)
・どれくらいの期間ポジションを保有するのか
・どれくらいの枚数でポジションを建てるのか
・損失はどこまで許容するのか
・利益はどこまで狙うのか
よく「売買サイン」という言葉を聞きますが、売買サインは
トレードルールの一部です。いつエントリーしてエグジットするか
大事なものであることは確かですが売買サインだけで勝つことはできません。
エントリー時点での利益や損失の見込みから、自分がとり得るリスクを考慮し
資金量から計算した適切なロット(ポジションサイズ)を決めます。
チャート分析をし、売買の判断をするときには何らかのルールが必
要です。完全に裁量でやっている場合でも、何らかの判断根拠があ
るはずです。チャートがあるパターンに動いたら売買の判断を行お
うというのが「サイン」です。サイン通りに売買を行うかどうかに
は、裁量が入ります。
裁量には、いい点と悪い点があり、いい点は単純なロジックだけで
はない判断を加えることができる点です。しかし、その判断が正し
くできるかどうかは経験次第です。経験を積んだトレーダーは適切
な判断ができます。初心者でも、正しい判断が下せるときはありま
すが出来ない場合もあります。何が不足しているかというと、知識
や経験です。チャートや相場の動き、過去のパターン、トレンドの
転換点など何も知識がないと判断のしようがありません。しかしこ
れは過去のチャートの検証を重ね、トレード経験を積んでいくこと
でカバーできます。
もう一つ裁量トレードを困難にしているのは、感情の働きです。ト
レードは、損得どちらかが必ず発生します。私たちは、利益よりも
損失に敏感に反応するような心理を持っています。特に資金管理、
リスク管理の面では恐怖と欲望によるバイアスによって正しい行動
とれないことがあります。たとえば思いのほか損失が拡大してしま
った時は、すぐに損切りをしなければならないわかっていても、ひ
ょっとしたら戻るかもしれないと思ってそのまま待ち続け、結果と
してさらに損を拡大してしまうというようなことです。何をすれば
いいかを頭で理解していても、感情が邪魔をしてその通りに行動で
きないことがあるのです

システムトレードという言葉が最近よく聞きます。

システムトレードとは、広義には特定のルールに従って、機械的に売買することを言います。

つまり何らかのルールがあり、そのルールを根拠にトレードを行います。

 

一般的なシステムトレードは、売買を行う条件をあらかじめプログラムしておき、

その条件が整ったら注文を行うものです。

そのような条件が成立した時に通知されるものを「売買サイン」と呼びます。

(さらに…)


日経225の税率・税金は?

2009年5月30日(土)

日経225の税制についても知っておきましょう。

日経225の取引で得た利益は、申告分離課税の対象です。

株式の場合は、源泉徴収を選択することも出来ますが、

日経225は有価証券先物取引等にかかわる雑所得として申告分離課税扱いとなります。

 

サラリーマンでも年間で20万円以上の利益がある場合は、

確定申告をして税金を払う必要があります。

 

税率は一律で20%(国税15%+地方税5%)です。

どんなに利益が出ても一律20%ですから、

所得税などで高額所得となったときに比べると有利といえるでしょう。

→課税方法は「申告分離課税」

 

●損失の繰り越しができる

日経225では損失を3年間繰り越すことも出来ます。

もし1年目に20万円の損をして、2年目に60万円の利益となった場合、

2年目の確定申告では差し引き40万円の利益となり(損益通算)、

2年目では40万円に対して税金がかかります。

この場合の税額は8万円(税率20%)です。

 

損失が出た年の確定申告をしていないと、損失の繰り越しは出来ません。

損益通算ができない場合は、2年目の利益60万円に対して20%の税金ですから、

納税額は12万円となってしまいます。

 

●利益が出ていなくても「確定申告」をするとメリットあり!

このように損が出ても確定申告をすることにメリットがあります。

利益が出ても、損を出しても毎年確定申告をしに税務署にいくようにしましょう。

 

日経225の損益は、株取引との損益通算は出来ません。

日経225ミニの損益が通算できるのは、有価証券先物取引、

有価証券指数等先物取引、有価証券オプション取引に係る

売買損益(ただし差金決済による売買損益に限る)及び

商品先物取引(商品の受渡しが行われるものを除く)に係る売買損益です。

 

これらに該当する代表的なものとしては、

「日経225先物」「日経225オプション」「商品先物」「くりっく365」などです。

 

「くりっく365」は、FX(外国為替証拠金取引)です。

「くりっく365」なら、FX取引で損失が出て、日経225ミニで利益が出た場合は損益通算可能です。

※くりっく365以外のFX取引は損益通算が出来ません。

 

 


日経225ミニ・先物の「サーキットブレーカー」とは

2009年5月21日(木)

日経225には相場の急激な変動を抑制する目的で、

「値幅制限」、「サーキットブレーカー」という2つの措置があります。

 

値幅制限とは、ある値幅以上に相場が動いたときに、その日の取引を終了するルールです。

値幅制限に引っかかって、その日の取引が終了になることを、「ストップ高」、「ストップ安」といいます。

この値幅は、前日終値に対して概ね2割程度の設定になっています。

値幅制限の半分の変動があった場合は、サーキットブレーカーが発動され、

15分間取引が中断されます。

なぜこのような仕組みがあるのでしょうか?

(さらに…)


日経225ミニ・先物の魅力(2)メリット

2009年2月21日(土)

・小額の資金でもレバレッジ効果が狙える

日経225ミニでは、20万円~30万円程度の資金から売買をスタートすることができます。

また、「差金決済」という仕組みとなっており、株のように現物を売買するわけではありません。

買った時の値段と、売った時の値段の差額分だけが、利益または損失になります。

元手よりも大きな資金を動かして利益を得ることを「レバレッジ効果」といいます。

日経225ミニは、レバレッジをかけることで、元手よりも大きな資金を動かし、

利益を倍増させることが可能です。ただし、相場が反対に動いたら損失も大きくなります。

 

・銘柄の選択に悩む必要がない

株式投資では数多くの上場している企業の中から、見込みのある銘柄を探り出し、

自分が売買するものを絞り込む必要があります。

何を選べばいいのか、また、いろいろな銘柄をチェックするのは、発掘の楽しみもありますが、

労力がかかるのも事実です。また、選択肢が多いほど迷いも多くなります。

しかし日経225ミニでは、「日経平均株価」という1銘柄だけが取引の対象になるため、

銘柄選びの苦労はありません。

TVのニュースで株式市場の情報が伝えられるときは、いつも「日経平均株価」が

どうなったかということが最初に報道されるので聞いたことがあるという人も多いはずです。

それだけ相場の水準も把握しやすいといえます。

 

・個別株のような突発的リスクがない

個別株への投資の場合は、企業の不祥事や倒産などにより、突発的な

株価下落のリスクがあります。

日経225ミニは、東証一部上場企業225社の平均株価であるため

どこか1社の株が下がっただけでは、大きく影響を受けることはほとんどありません。

個別株では価格が大きく上昇したり、下落したりした場合には

「ストップ高」「ストップ安」といった売買規制が入り、買いたいのに買えなかったり、

売りたいのに売れなかったりすることが時々あります。

日経225ミニにはこのような規制は原則あません。

 

・売買がすぐに成立する流動性がある

日経225の市場では、毎日膨大な取引が行われています。

このため、自分の思ったタイミングでいつでも売買を成立させることができます。

株で流動性が低い銘柄は、思った値段で売買ができないことがありますが、

日経225では、いつでも売買が成立するだけの流動性があります。

・変動がゆるやかでトレンドをとらえやすい

日経225ミニは、日経平均株価が取引の対象です。

225社の平均株価であるため個別株に比べると突発的な動きやが少なくなり

変動が緩やかです。

ゆるやかな変動であるために、相場のトレンドをとらえやすくなっています。

 

・手数料が安くコスト面で有利

日経225ミニの売買手数料は非常に安くなっているので、

売買のコストは抑えることができます。

株式投資の「信用取引」も、レバレッジをかけることができ、売りと買いのどちらからでも

注文からでもできる点は、日経225の仕組みに似ています。

信用取引は、一定の委託保証金を担保にして、証券会社からお金を借りて

売買を行う仕組みです。

信用取引では、「金利」や「貸株料」が必要ですが日経225はこのようなコストはかかりません。

 

 


日経225ミニ・先物の魅力(1)売買が自由

2009年2月21日(土)

・「売り」「買い」が自由自在に行える

日経225は、買いと売りどちらからでも注文が可能です。

株式投資では基本的に「買い」しかできないので相場が下落基調なら、

利益を上げるのは難しくなります。

いい銘柄だとわかっていても、相場全体が下がっているときは回復するのを待つしか手がありません。

 

日経225なら、相場が下落基調なら売り注文を最初に入れて、

下がったところで「買い戻し」をすることができます。

株では考えられませんが、下がれば下がるほど利益が大きくなります。

 

もちろん、株と同じように買い注文を入れて、相場が上がったら売って

決済することで利益を得ることもできます。

 

株式相場全体が、上がっていくか、下がっていくかを考えて、

相場のダイナミックな動きについていくのが日経225ミニの投資スタイルです。

 

近年、株が暴落したサブプライムショックやリーマンショックでは、

多くの個人投資家やプロの機関投資家が大きな損失を出して資産を失いました。

基本的に「株を買う」戦略だったからです。

 

株が上がっていく相場なら、みんなが儲かってよいのですが、

そのような相場は永遠に続くわけではないのです。

 

何らかのきっかけで、ひとたび相場が崩れると株式市場全体が暴落することもあり得ます。

日本では1990年頃のバブル崩壊、2000年のITバブル崩壊、2006年のライブドアショックなど、

同じような相場が何度もありました。

 

このような相場では多くの投資家が損をしてしまいます。

一方でしっかりと確実に大きな利益を手にしている投資家もいるのです。

 

利益を残している投資家は、日経225などの株価指数の売買を行い、

相場の流れに乗って上がっても下がっても利益が出るような仕組みをもっているのです。

 

株の「信用取引」でも、売り注文から行うことが可能です。

いわゆる「空売り」ですが、日経225ミニの方が条件はよく、メリットが大きいのです。

 

信用取引は「空売り規制」によって売り注文を新規に出すことができなくなる時もありますが、

日経225ミニはそのような規制もありません。

 

相場が上に動きそうなら買い、下に動きそうなら売ることで、どちらでも利益を手にする

チャンスがあります。

 

どちらに動いても利益を出せるようしっかりと準備をしておきましょう。

 


日経225ミニ・先物での「追証」

2009年2月21日(土)

日経225ミニ・先物では証拠金に不足が発生すると、取引を続けることができません。

不足した分の証拠金を追加で入金することを「追加証拠金」といい、

「追証」(おいしょう)とも呼ばれています。

追証が発生したときは、証券会社から電話または取引システムの画面上に表示する

などの方法で通知されます。

このような仕組みは、同じ証拠金取引であるFX(外国為替証拠金取引)でも同様です。

FXの場合は、「マージンコール」ということもあります。

日経225では、後場が終了した時点でポジションの損益が評価され、

このときに証拠金に不足が生じていた場合は、翌営業日の正午までに

不足分を入金する必要があります。

もし追加で証拠金を入金しない場合は、ポジション決済して損失を確定させる必要があります。

もし不足分の入金をせず、ポジションの決済もしない場合は、証券会社の判断により、

すべてのポジションが強制的に決済されることになります。

注意が必要な点は、必要証拠金額だけを口座に入金して取引した場合、

ほんの少しでもマイナス評価なれば追証が発生するということです。

証拠金額を割り込んでしまえば新規の取引はできません。

●「追証」は恐い?!

「追証」が発生すると怖いということがよく言われます。

損が拡大していることや、資金を追加しないと取引が続けられないこと、

入金しても、また追証が発生する可能性があるからです。

しかし、「追証」は、本来投資家を守るための仕組みです。

もし「追証」がなかったらどうなるでしょうか?

損失は際限なく拡大していきます。

自分の建てたポジションまで日経平均価格が戻ってくる保証はどこにもありません。

追証は、投資家の損失拡大を防ぐための「警告」ともいえます。

リスク管理上は、追証が発生するまでポジションを持つのは好ましい方法ではありません。

追証が発生したということは、大きな損失が進んでいるか、

証拠金がもともと少なかったか(つまり、レバレッジが高すぎた)のどちらかなのです。

追証が発生する前に、損が小さいうちに早めにポジションを決済する、あるいは余裕をもった

レバレッジで取引するのが正しい対応といえるでしょう。


日経225ミニ・先物の「証拠金」の仕組み(2)

2009年2月21日(土)

日経225ミニの最小単位である1枚だけ取引するときに必要な証拠金は、

5万円~15万円程度となります。

一律で決まっていないのには理由があり、相場の変動の大きさによって

証拠金の量が変化することや、株価の水準によっても増減するからです。

先物価格のもとになる日経平均株価は、ここ数年7000円~14000円程度の価格で

推移していますが、その時の価格水準や、変動の激しさによって、必要となる証拠金が

変わってくるのです。価格水準が高ければ必要証拠金も増し、変動が激しければ

証拠金も増える仕組みになっています。

必要とされる証拠金の計算のベースとなっているのは「SPAN証拠金」というもので

大証が毎週更新します。

いわゆる証拠金(=必要証拠金)は、「SPAN証拠金」から証券会社が定めるもので、

証券会社ごとに異なります。

SPAN証拠金の50%でよい業者、同じ額の100%とする業者、多めの120%とする業者など

さまざまです。

業者ごとの比較はこちらから。


日経225ミニ・先物の「証拠金」の仕組み

2009年2月21日(土)

日経225ミニ・先物では、新規注文をするときに1枚当たり必要な資金が決まっています。

この資金のことを「証拠金」といい、「証拠金」を預けることで売買が可能になります。

この証拠金は担保のような性質をもっています。

ちょっとややこしいですが、この点はしっかり理解しておいてください。

(さらに…)


日経225ミニ・先物のリスクは?

2009年2月21日(土)

日経225ミニ・先物は元本保証の投資商品ではありません。

株でも、買った時の価格よりも下がれば損が出ます。

信用取引で空売りをした場合は、売った時の価格よりも上がれば損が出ます。

日経225も同じように日経平均株価の変動次第で損失にもなり、利益にもなります。

特に「証拠金」とよばれる仕組みによって、投資元本の何倍もの資金を運用できることから、

利益が大きくなる半面、損失も大きくなる可能性があるのです。

場合によっては、資金以上の損失となる被ることもあります。

しかし、正しく仕組みを理解してリスクをしっかり管理すれば、単なる「ハイリスク」では

ないことが分かるはずです。

1)利益と損失はどのようにして発生するのか?

2)損失はどこまで拡大する可能性があるのか?

3)取引を行うときにはどんな情報が把握できるのか?

4)相場や取引について自分で対応できること、できないことは何か?

どんな投資商品でも、このようなことを理解してから投資するのは最低限必要なことです。

まったく初めてという方は、しっかり予備知識をつけてからスタートしてください。