カテゴリー:トレードコラム(余談)

マーケットの流れを読む

2011年2月26日(土)

市場を広く見ることは、トレードの役に立つのか。

例えば株価指数のトレーダーが、為替や商品、債券市場などをみることが株価指数のトレードに何らか優位性をもたらすのかということです。

経験から言えば、取引する市場や銘柄は絞ったほうが良い、ただし市場全体は俯瞰したほうが良いです。

マーケット全体として、今は大きく動いているのか、そうでないのか。これがわかれば仕掛けが有利になります。トレンドが本物かどうか見分けやすくなるからです。

このような別マーケットを参照する手法をシステムにも取り入れたいとかねてから思っていました。

最近ようやく、その一部をロジックとして実装し、たしかに効果があることを確認できました。株価指数の売買をするときに、為替や外国の指数を参照するなど。プラットフォームの制限でできないことも多かったのですが、可能なものもあるのです。

来週から運用開始予定。成績表にはひっそりとアップしていきます。

 

 


押されても押されても

2011年2月22日(火)

株価指数は久しぶりに調整が入りました。

システムM, Sともショートを仕掛けましたが、ちょっと戻したところで切らされてしまいました。トータルでは若干の利益。欧州時間半ばからは再び上昇。 日中で200円幅くらいの下落は珍しくなかったんですが最近は殆どみかけないですね。

為替も押されて始まりました。円買い、ユーロ売りが先行するも、欧州時間後場にかけて結局全戻し。押されても、押されても・・・ですね。

為替のチャートは前日につけた上ヒゲなどいやらしい形が目立ちます。短期間に上下に揺さぶるような値動き。重要指標の前後はよくありますが、最近は指標関係なくこのパターンよくあります。

つまりトレンドの継続が短期間で終わってしまうわけですね。2月はBO系にはやりづらい相場で、FXシステムも月間マイナスに転じましたが、損失は許容範囲内(平均的)。あせらずゆっくりが肝心です。

(23:04)

 


大証システム制度変更の影響

2011年2月9日(水)

来週からスタートする大証システム制度変更及び新システムJ-GATE導入。

これによってどんな影響が出てくるのかを考えています。

ザラバ(立会時間中)での売買を行うデイトレードに限定した場合、

1) 昼休み廃止による価格ギャップの消失

上海市場などが活性化してくる時間帯がちょうど日本の昼休みと重なっていました。前場・後場で動かずに、昼休みだけで動くような相場だとしても、デイトレードではエントリー&エグジットどちらにも急な動きに対処が可能となります。デイトレードやシステムトレードには有利ではないでしょうか。反面、相場に勢いがつかず終日グズグズした値動きになることもありそうです。

多くのトレーダーがこれまで11:00~12:30での売買をしていなかったので当初は様子見するはずなので板が薄くなります。ちょっとしたことで価格が動くので注意が必要です。

2) シリアル限月導入による流動性の変化

日経225miniはこれまで3ヶ月毎の限月で期近と期先だけでした。これが1ヶ月ごとの5限月制度になります。

一番気になるのは流動性の変化。どの限月が一番良く取引されるのか。期近なのかラージと同じ3ヶ月毎限月なのか。どちらにしてもこれまで2つだった限月が5つに増えるので、miniの出来高は分散されるはず。出来高の減少はスリッページが発生しやすくなるので成行注文はやや不利か。

オプション売買ではシリアル限月を使ってデルタヘッジがしやすくなるメリットはあるようです。限月間のサヤ取りなども最初はエッジがあるかもしれません(すぐになくなるでしょうけど)。

3) J-GATEの高速処理による約定速度の変化

J-GATEによって売買処理が高速化されるとなっています。これによって受付注文や約定の速度にどのような影響があるのか。

この影響を考えるためには、これまで何がボトルネックになっていたかです。例えば証券会社によって注文の約定速度が大きく違うとすれば、受注処理サーバや回線帯域が要因です。

その先にある処理が高速化されるということでは、「より早い者勝ち、遅いもの負け」の構図が強化されるでしょう。これを利用した大口や機関投資家がどのような売買を行うのか。蓋を開けてみなければわからない世界です。

証券会社の特色として「安いけど遅い」のか「早いけど高い」のか、そのようなサービスの差別化はより進むかもしれません。

・・・と、まだまだ色々なことが考えられますが、結局は大口の動き方次第、それに続く投資家がどういう行動をとるか。

夕場延長当初は、極端に動きすぎるか、反対に動かなすぎるという時期がありました。小慣れてくるのに2~3ヶ月かかりました。今回も同様でしょう。注意深く見ていきたいと思います。

いずれにしても、これを機に日経先物・ミニ全体の出来高が増えてくれるのが良いシナリオです。

 


店頭FX(CFDも)、取引所FX税制一本化なるか?

2011年1月29日(土)

個人的には半ばあきらめかけていたFXの税制一本化については、「2011年度税制改正大綱」に盛り込まれて、実現しそうなところまで来ましたね。

2012年から店頭FX、取引所FX(くりっく365、大証FX)の税制が一本化(CFDなどもその対象です)。「損益通算」「損失額の3年間繰越控除」もOK。

こうなるまで5年以上かかったんでしょうか。あとは法案が成立すれば。


海外FX業者の日本撤退の動きは増えるのか?

2011年1月27日(木)

海外FX業者とりわけMetaTrader4を扱っている会社の日本撤退の動きがこのところ目立っていますね。

新規で日本人(居住者)の口座開設を受け付けない、開設口座は強制的に閉じられる、ということで話題になっているようです。私が使っているところも先日金融庁がリストアップした「無登録で金融商品取引業を行うもの」に載っていました。 (さらに…)


高値圏でのもみ合い

2011年1月27日(木)

高値でのもみ合いブレイクしても続かずですね。上に抜けたら大きいですが下にも動かず。今週は膠着しています。

膠着するならこのまま継続し、エントリーも抑えられるでしょう。トレンドフォローには逆風ですが、レンジから抜けるのを待つのみです。 (さらに…)


日経上昇パターン、ユーロやや失速

2011年1月25日(火)

日経225。ここ数日の下げから反発、少し戻してそのまま上昇。久々に見る日中上げ相場のパターン。ボラが少し大きくなってきたのでシステムMのエントリーが決まり始めました。年間を通してどうにもやりようのない閑散相場が数ヶ月続くことは毎年のようにあります。昨年末からその閑散期だったわけですが、月末に向けて出来高もようやく復活するのか。 (さらに…)


日経小動き、為替はユーロが主役

2011年1月25日(火)

トレード結果は一覧表(ページトップのあるメニューから)にまとめています。今週からこの形式でスタートです。成績表は、ページトップに表示されたほうがいいかもしれません、試行錯誤中です。

週明け日経225値動きは、先週金曜日につくったレンジ内。サポート&レジスタンスが機能しました。ただ動きがスローなのでデイトレ裁量は辛そうです。今日はシステムSのエントリーが当たりました。値幅が少ないのが残念ですが、最近では動いた方。

(さらに…)


システムトレード結果の記載変更

2011年1月25日(火)

【お知らせ用】

長らくシステムトレードの記録だけのブログとなっていましたが、徐々に手入れをしていきます。 同時に稼動しているシステムが増えてきていることもあり、今月からは売買結果はこちらの一覧表に記入します。

ページの上にあるメニューリンク「システムトレードの記録」からも見ることができます。

1月に更新していた日々の記事の中に、FXシステムの成績で公開版と非公開版が混在しているところがありますが(1月17日以降~)一覧表の方が正しいです。こうやってみてみると、やはりスイングトレード有利の相場が続いていますね。

 


システムトレード実売買結果(2011/1/18)

2011年1月18日(火)

●日経225ミニM ver2.31 ※イブニング・セッション23:30まで(エントリ~22:00)の売買設定

10545L → 10515C -30円 SLP: 0/0

本日合計: -30円  1月合計: -50円

●日経225ミニS ver1.21 ※イブニング・セッション23:30まで(エントリ~22:00)の売買設定

トレードなし

本日合計: 0円  1月合計: -35円 (さらに…)